お盆休みに入りましたね。
みなさま、毎日暑いですが、楽しい休暇をお過ごしくださいますように。
先日、コストコに行った時のことです。
あるご夫婦の会話が耳に入り、しばらく聞かせていただきました。
そのご夫婦は、PCを買いに来たそうです。
パソコンはパソコンでも、メーカーをめぐって
「買う・買わない」の大論争を繰り広げられていらっしゃいました。
(もちろん行く末が気になり、私も選ぶふりをしてずっと聞いておりました)
ご主人目線の「ふーん。なるほど!」と
「えっ!そこなの〜???」と新たな視点に気づかされることも多く、
「男女差」が非常に面白かったので
書かせていただきますね。
*****************************
ズバリ!同じ商品でも男女で購買決定要因は違います!
*****************************
■男性の購買決定は、「引き算」です!
例えば、価格.comのようなサイトって、
女性はあまり見ないんですよね。
なぜなら、その商品の「価値」を重要視して
女性は買う際に選びますので、
安ければ良い!というわけではないんです。
スーパーの食材のように
「安さで勝負!」という物も
もちろんありがたいのですが、
それでもやはり単なる「安さ」だけでは買いません。
そこにプラスアルファがないと買わないんです。
その商品を買ったら、どうなるの?
私にどんなプチ幸せが起こるの?
どんな良い点があるの?
どんなふうに日常が楽しくなるの?
という視点で購買を決定します。
だから、男性ほど、「優越の徹底比較」って、
女性はそこまで熱心に比べていないんですよ。
でも男性は、ちがいますよね。
スペック比較、他のサービス、他との商品との徹底比較。
頭の中は、まるで図表ができているかのように、
綿密なデータ比較ができています。
このご夫婦もしかり。
ご主人は奥様に、
こっちの方がスペックがどうとか、こうとか。
保証がどうとかこうとか。
新商品で2018年度の売れ筋モデルだからとか、
ギガバイト?メガバイト?
プラスなんとかの機能もついているから
絶対コレだよ!と・・・。
けれども、奥様の方は・・・・。
*********************************
■女性の購買決定は、「たし算」です。
*********************************
女性は男性と違ってたし算なので、
全体の加点で総合評価します。
例えば、
パソコンコーナーの店員さんとの会話がはずんだことがきっかけだったり、
ぱっと見のデザインが華やかで鮮やかで使っていて楽しそう!とかだったり、
子どもやお年寄りが使ってもかんたんで優しく安全な商品だったり、
さらには環境的配慮もされ値段も合格!
などなど。
すべての総合評価で決定します。
この商品を買ったら、
「わたしの日常のささやかな幸せ」が増える?
「仕事中にどんな機能で私を助けてくれる?」
「このPCを持っていたら、デキる女風に見える?」
「仕事だけじゃなく、音楽や映像も楽しめる?」
「写真も使えて、インスタにのせることだってカンタン?」
などなど「イメージ」や全体的な評価で最終的に買うことを判断します。
結局、このご夫婦は奥様が勝ちました!
(奥様お気に入りのマックブックエアをお買い上げになられていました。)
***********************************
男性は「何が得られるかの事実!」女性は「イメージ&情報」を出せ!
************************************
男性の購買心理として、
「最短最速で目的のものにたどり着きたい」
という心理があると思うんですよね。
あまり回り道をしたくないというか・・・。
だとするならば、男性にははっきりと
・誘導するための表示物(データ)を出して差し上げる。
・新商品、売れ筋商品などの最新情報を出して差し上げる。
・数字、ランキング、限定●点などの事実を出して差し上げる。
こうすれば、その商品から何が得られるかを示した情報がきっかけとなって
購買決定に至ります。
対して、
女性はショッピングを楽しんでいる傾向にあります。
色々迷うのが楽しい。
選んでいるのが楽しい。
いろいろまわって、役に立ちそうなものがあったら買いたい。
日常生活に使えるヒントが欲しい。
だとするならば、女性には
・関連商品や日常生活で使えるご提案(わかりやすく)
・商品のこんな使い方のヒント(ワタシも使ってます的な)
・実際のお客様の声や専門家の意見(→納得)
・この商品を買うことでどんな自分が待っているのか(イメージ)
などを提供して差し上げれば良いのだと思います。
ズバリ!女性のお客様には、
『買うプロセス』ごと
楽しんでいただいて、
丁寧に接客した買い物を演出すると売れるんだな。
とコストコにて思いました。
今、お話しさせていただいたのは
本当にほんの一例ですが、
男性と女性の購買心理の違いを知っておくだけで、
売上も格段に伸びます。
もしご興味がおありの方にはいくらでも
ポイントをお話しさせていただきますので、
ぜひわたしの話を聞きにいらしてくださいね。
お盆も営業しております!