女性コンサルタントのブログ

女性蔑視発言、許しません!

実際にこれまで、顧問先企業の経営陣の中にも

 

森 元首相のような発言を堂々とされている男性はいました。

 

そして、森 元首相のような価値観を持った「女性」もいらっしゃいます。

 

 

これは、悔しいけれど現実です。

 

 

でも、だからと言ってそのままで良いはずはありません。

 

 

もし、私の父が森 元首相だとしたら、

 

絶対に引きずってでも辞任させます。

 

 

この発言は、全くもって一発アウトだと思います。

 

 

そもそも、「謝罪会見」の様相を呈していないじゃないですか。

 

 

これじゃ、何のために会見を開いたのか、

 

そして誰に対して謝っているのか、

 

意図性もなく、謝罪会見としては最悪です。

 

 

しかも、

 

記者さんの質問の後ろには

 

「全世界」が見ていることも

 

すっかりお忘れになっている・・・。

 

 

もう、誰か言ってあげて・・・。

 

 

 

 

 

日本全体が女性蔑視発言を容認している国だとも思われたくないですし、

 

スポーツの世界ではこうしたことがまかり通っていると思われたくもないですし、

 

これは、男性だから、女性だから、

 

ということ以前に、

 

「その人」の価値観が

 

透けて見える問題です。

 

 

 

 

「女性は競争意識が強い?」

 

「女性はわきまえるべき?」「会議が長引く?」

 

確かに森さんの周りでは、そういうことがあったのかもしれません。

 

 

でも、その価値観の押し付け、やめてください。

 

 

そんなエビデンスはどこにもありません。

 

 

 

 

結局は、「男女差」ではなく、

 

「その方」による「個人差」のものです。

 

 

 

私が心配するのは、

 

この発言で

 

ますます女性が会議で発言できなくなってしまったり、

 

女性とは、こういうものだ!

 

という価値観の「押し付け」によって

 

生き方自体が窮屈にならなければいいな、切に思います。

 

 

 

また、この発言に対してなんとも思わず

 

その場でも誰一人声を上げることができなかった

 

組織委員会の理事の皆さんやその理事会の会議の雰囲気こそ、

 

間違っているのではないでしょうか。

 

 

 

確かに、そういった男性社会で生き残るしかなかった

 

 

女性も含めた理事会の方々は、

 

 

意識が「森さん寄り」にならざるを得なかった可能性もあるかと思います。

 

 

(長年、その中にどっぷり浸かっていると、その雰囲気や価値観がそれに犯されてしまう)

 

 

でも、これはアウトです。

 

 

 

 

 

 

よく、「ジェンダーが進まない日本」

 

について取り上げられますが、

 

その際に、

 

「ジェンダーギャップ指数」153カ国中、121位、と

 

先進国の中でもとりわけ低いことが挙げられますよね。

 

 

2003年の政府目標である

 

「女性管理職を2020年までに30%に!」

 

と掲げてきたものの

 

実際は、日系企業は8%、外資系企業は17%と、

 

全く進んでいないのが現状です。

 

 

 

 

この問題もしかり、

 

 

「女性を入れればOK!」という単純な問題ではありません。

 

 

 

 

 

発言を撤回すりゃいい、っていう話でもないんです。

 

 

100歩譲って、

 

いや、10000歩譲ったとして、

 

確かに、生まれた環境、育ってきた年代、価値観の違いみたいなものは

 

あるかもしれません。

 

 

 

 

 

今の若い世代の方々は、

 

生まれた時から SNSやスマホが普及し、

 

デジタルを通じて繋がることに長けている世代です。

 

 

これは、小さい頃から多様な考えに触れる機会も多く、

 

ダイバーシティが当たり前になりつつある価値観を持っている世代とも言えます。

 

 

ですが、一方で

 

生まれた時にはラジオだけ、

 

ようやくテレビが出てきて、

 

男とはこうあるべき、

 

女とはこうあるべき、

 

と教育されてきた世代にとっては、

 

頭では分かっていても、

 

心の奥底では、なかなか変えられるものではない、

 

人の持って生まれた「価値観」というのは

 

なかなか変わらないんだな。と・・・・見せつけられた会見でもありました。

 

 

 

 

森さんのご発言は、

 

やっぱり一発アウト!です。

 

 

 

このことで、私もまだまだ。

 

頑張ります。

 

 

 

こうした経営者の方やお偉いさんに対して

 

どうやったら女性が会社の中で

 

いきいきと働くことができるのか、

 

現場の女性社員のみなさんに、

 

女性としての自分の感性を信じて、

 

それを活かして自信につなげる、というところを黙々と7年間やってきました。

 

 

でも、まだまだ浸透していない。

 

 

 

 

 

この発言は、本当に残念ですし、

 

 

腹立たしい限りなのですが、

 

 

そう言ってても

 

 

社会は変わらないので、

 

 

今よりもっともっと、

 

 

「社会」と「女性」の

 

 

なめらかな関係をつくるために

 

 

もっともっと頑張らなければ、

 

 

とジョセフィーヌは思った次第です。