女性コンサルタントのブログ

尊敬の念を込める!「がんばらない敬語」

あなたは「敬語」が得意ですか?

私は、お恥ずかしながらマナー講師でありながらも今だに使い方に悩み、必死で調べることもあります。

敬語は知っているに越したことはありませんし、スマートに使えたらとても素敵ですよね。

けれども、敬語を使うことが目的そのものになってしまっては「意味がない」と思うのです。

そこで、敬語をこんなふうに捉えてみるのはいかがでしょうか。

 

上下関係ではなく「内側と外側」という相手との距離感で捉える

いっそのことマナー講座で言われているような「上」「下」と言う考え方を

一旦捨ててみませんか?ということなんです。←きっと、「おいおい、お前が言うんか〜い!!」

とツッコミが入りまくっていると思いますが・・・^^。

 

そもそも敬語の使い方について、考えてみたんです。

なんでみなさん、悩むのだろう・・・と。

 

なんとか失礼の無いように頑張って敬語を使おうとして、

尊敬表現と謙譲表現が入り混じったり、過剰になったりして、

かえっておかしな日本語になっている新入社員の方を見ると、

ポンポンと方を叩いて「まあ、ちょっと力を抜こうよ」と

言いたくなってしまいます。

 

だって、誰が「上」で誰が「下」、なんて考えていると、

まるで他人を「値踏み」しているようで、

「平等と共感」、「寄り添い」を大切にする今の時代にそぐわないでしょう〜。

 

とは言うものの、どうしても「上」「下」で考えたいのなら、

自分と身内以外は全部「上」。

 

だから、自分と身内以外には丁寧な言葉遣いをしましょう!

これでいいじゃないですか?

 

このほうがよっぽどシンプル!

でも、こういう考え方は、教科書通りではないですし、

おまけに、諸先輩のマナー講師の先生方よりお叱りを受け、大炎上するかもしれません。

 

けれど、この考え方の方がスッキリと、

敬語にまつわる疑問や不安は解消されるのではないかと思うのです。

 

私がオススメしたいのは、敬語を「上下関係」で捉えるのをやめて

代わりに「内側と外側」という相手の距離感で考える方法です。

 

マナーでも「上座・下座」という言葉があるように、

どちらが上、どちらが下、という考え方が定番です。

敬語も「尊敬・謙譲」だけを見れば、上下関係で考えるのが普通かもしれません。

 

しかし、「どっちがえらい?」で考え始めたら、

言葉がぐちゃぐちゃになってしまいませんか?

現代の敬語が乱れている、と言われがあるのも、おそらくここにあるのではないかと私は思うのです。

 

敬語の「内側と外側」の考え方

この「内側と外側」とはどういう考え方かというと、

カジュアルな普段着のままでも構わない関係が「内側」の関係、

ちょっとよそ行きのきちんとした格好が必要になるのが「外側」の関係です。

そこには、上下関係はありませんから、過剰な敬語表現は必要ありません。

ただ、日本語として正しい表現で、シンプルに丁寧な言葉を使えばいいのです。

 

「外側」の人に対して使うのがいわゆる「尊敬語」ですが、

「外側」の人でも次第に親近感が増してやがて「内側」の人になることだって、よくあることです。

その時には言葉遣いだって変わっていく、というのは誰にでも経験があることではないでしょうか。

 

例えば、先生と生徒の関係。

最初はあなたも先生に敬語で話しかけていたはず、というか敬語で話すのが当然と言う関係ですよね。

でも、だんだんと親しさを感じるような距離感に変わっていったら、どうでしょうか。

親しくなっても会話で絶対に敬語を崩さず使い続ける、と言う人はほとんどいないのではないでしょうか。

 

親しくなればなるほど、親近感を覚えれば覚えるほど、

言葉遣いは次第に崩れ、敬語よりもカジュアルな表現による会話が増えてくるのは自然なことです。

ちょっと崩したくらいの言葉遣いになった時には、上下関係や主従関係よりも、

気心が知れて、同志や仲間としての意識の方を強く感じる人もいるかもしれませんね。

 

上限関係から「内側・外側」に変えても、結局覚えることはたくさんあるんじゃな〜い?

なんて心配しないでくださいね。

「内側・外側」で考えれば、敬語表現はとてもシンプルになります。

 

敬語は頑張らなくていい

頑張りすぎているあなたは、とても優しい人だと思います。

だからこそ、そんな優しいあなたに少しでもラクにとらえて欲しいのです。

 

まずは、敬語の「軸」となる表現だけを身につけてみましょう。

そこから少しづつ、難しい言葉を使わなくても敬語と同じ表現ができることを学べば良いのです。

軸がきちんとして、そこから表現の幅が広がっていけば、

きっとあなたが本来、敬語を使いたかった目的、

『相手を敬う気持ちや心地よい距離感を保ち、相手も自分も尊重する豊かで優しい気持ちの表現』

が無理なくできるようになるはずです。

 

間違った敬語で相手を怒らせたり、不快な気分にさせてしまうくらいなら、

いっそ単純に丁寧な言葉遣いを、心を込めて使ったほうがよほど洗練されています。

そのほうが目の前にいらっしゃるお客様も心地よいと思われるでしょう。

 

自分以外の人々のことも大切にしたいという優しい気持ちを持つあなただからこそ、

もっとシンプルに、相手を敬う気持ちを表現すれば良いのだと思います。

そうなんです。敬語は頑張らなくていいのです。