女性コンサルタントのブログ

意外に知らない世界基準のビジネスマナー②会話力編

海外の仕事相手と会話をしていて、

「なぜか距離が縮まらない」

「悪いことは言っていないのに、空気が変わった」

そんな経験はありませんか?

それは、

あなたの会話力や人柄の問題ではなく、

ビジネスマナーの基準が少しだけ違っているだけかもしれません。

世界基準の会話では、

気遣いのつもりの一言や、

丁寧な表現、褒め言葉が、

日本とは違う受け取られ方をすることがあります。

今回は、仕事相手と打ち解けるために知っておきたい「世界基準の会話力」を

3つのポイントに分けてお伝えします。

① 自分に興味を持ってもらうために、日本の文化を語れるようにしましょう

国際的なビジネスシーンでは、

自国の文化について話せることが、

会話を広げる最初のきっかけになります。

完璧な英語や、気の利いた雑談力は必要ありません。

お相手がまず興味を持つのは、

「この人は、どんな国から来た人なのか」という背景です。

日本文化は、会話を始める強い入口になります

日本文化は、海外では想像以上に知られています。

  • 禅や茶道、相撲などの伝統文化

  • 海外で人気の日本のアニメやゲーム

  • いわゆる「クールジャパン」と呼ばれる分野

これらは、相手から質問されやすく、自然に会話が続くテーマです。

実際、「日本で行ってみたい場所はアキバです」と迷いなく答える海外の方も少なくありません。

知識は「広く浅く」で十分です

日本文化を語るといっても、専門家になる必要はありません。

大切なのは、詳しく説明することではなく、分かりやすく伝えられること

日本文化は、仕事相手と打ち解けるための立派なコミュニケーションツールになります。

② それ、言っちゃダメ!相手の気分を害する発言に要注意!

国が違えば、価値観や「失礼」の基準も大きく異なります。

日本では褒め言葉として使われがちな表現が、

海外では個人への評価や偏見と受け取られてしまうこともあります。

外見に関する発言は注意が必要!

例えば、

  • 「小顔で羨ましいですね」

  • 「青い瞳がきれいですね」

  • 「ブロンドの髪が美しいですね」

これらはすべて、本人が変えられない身体的特徴に関する言葉です。

文化によっては、外見について触れられること自体を不快に感じる人もいます。

宗教・年齢・性別の話題には踏み込まない

次のようなテーマは、関係性ができるまでは避けるのが世界基準です。

  • 宗教や信仰

  • 年齢

  • 性別やジェンダー

  • 出身国に対する固定的なイメージ

「悪気はなかった」という理由は、国際的な場では通用しません。

褒めるなら「選んだもの」を褒める

安心して使える褒め方は、相手が自分で選んだものです。

  • 洋服

  • アクセサリー

  • バッグ

  • 靴など

これらは、相手のセンスや価値観を尊重する表現になり、会話の糸口としてとても有効です。

③「How are you?」と聞かれたら、無理をしないで体調を伝えましょう

海外のビジネスシーンでよく使われる「How are you?(調子はどうですか?)」

つい反射的に「I’m fine.」と答えてしまいがちですが、この言葉は単なる挨拶ではないのです。

「How are you?」は気遣いのサイン

この一言には、「今、ちゃんと話せる状態ですか?」という意味も含まれています。

仕事の話に入る前に相手のコンディションを確認することは、世界基準ではごく自然な習慣です。

無理をすると、仕事に支障が出る

時差ぼけや体調不良があるのに無理をすると、

  • 大事な話を聞き漏らす

  • 誤解が生まれる

  • 集中力が続かない

といったリスクが高まります。

世界では、体調管理も仕事の一部と考えられています。

正直に、簡潔に伝える習慣を

体調が万全でないときは、

正直に、ただし簡潔に伝えましょう。

例:

  • 「A little tired because of jet lag, but I’m okay.」

  • 「Not perfect today, but ready to focus on our meeting.」

これだけで、相手はあなたの状況を理解し、配慮してくれるようになりますよ。

世界基準の会話力とは「相手を尊重する力」

世界基準のビジネスマナーとは、特別な振る舞いや流暢な英語ではありません。

  • 自分の背景を適切に伝える

  • 相手を評価しない

  • 自分の状態を正直に共有する

この積み重ねが、仕事相手との信頼関係をつくります。

「会話力」とは、話し上手であることではなく、相手が安心して話せる状態をつくる力

この視点を持つだけで、国や文化が違っても、ビジネスのコミュニケーションは驚くほどスムーズになるのです。