女性コンサルタントのブログ

⑱ホスピタリティマーケティングに欠かせない!~第一印象は清潔感を大切に〜

服装や身だしなみは、接客業にとって欠かせないものです。

お客さまに不快感を与えないための身だしなみとはどのようなものか、細かくご紹介したいと思います。

 

身だしなみチェック項目

■髪
・フケや汚れがないこと
・寝ぐせがないこと
・きれいにまとまっていること
・長い髪は束ねていること
・華美なカラーリングをしていないこと
・ヘアアクセサリーが大きすぎたり華美すぎたりしないもの

■ヒゲ
・きれいに剃ってあること

■爪
・つめがきちんと切りそろえられていること
・マニュキュアやネイルアートが過度でないこと

■袖
・袖口に汚れがないこと
・ほころびがないこと

■襟
・汚れがないこと
・開きすぎていないこと

■肩
・フケがないこと

■ポケット
・詰め込みすぎていないこと

■靴・靴下
・磨いていること
・ヒールの高さが適切であること
・かかとのすり減りや傷みがないこと
・スーツの色に合った靴下であること
・洋服につりあった目立たないストッキングの色であり、伝線していないこと

■メイク
・過度でないこと
・すっぴんでないこと

■その他
・時計や装飾品は派手すぎず機能的であること
・香水などつけすぎていないこと
(最近は柔軟剤にも香りの強すぎるものがある)

清潔感がホスピタリティのカギ

ホスピタリティマーケティングに欠かせない身だしなみですが、

重視するべきなのは「オシャレ」よりも「清潔感」です。

おしゃれ は「楽しむもの」であって、「自己満足」です。

対して、身だしなみは「整えるもの」であって「他者評価されるもの」だと理解しておきましょう。

お客さまのためにと、オシャレをがんばりすぎる必要はありません。

TPO(Time Place Occasion 時・場所・シーン)をわきまえた、

相手が求める服装であることがホスピタリティマーケティングに欠かせない身だしなみです。

オシャレよりも「清潔感」を意識して、身だしなみを確認しましょう。

着崩れしていたり、シワがついていたりするスーツや、

折ジワのとれたパンツなどでは清潔感を与えることはできません。

ポケットに物を入れすぎてはいませんか?これは、型崩れの原因にもなります。

汚れやシミなどのついた洋服は問題外です。

足元も重要な要素です。

履きなれているからと、汚れて型崩れした靴をはいていないか、

また女性の場合はヒールの高さが低すぎず、高すぎない適切なものを履いているか、

ストッキングが伝線していないかなどを確認してみましょう。

服装だけでなく髪・爪・ヒゲにも注意

身だしなみは服装だけではありません。髪の毛も、お客さまに不快感を与える要素になりやすいです。

職種にふさわしい髪型であるかどうか、いま一度確認してみてください。

髪がぼさぼさでセットされていないのはマナー違反です。

女性の場合、飲食を提供するサービスの場合は、髪の長い方は一つに束ねておくこともマナーです。

男女ともに爪に気を付けましょう。

爪は必ずお客さまの目に触れる箇所ですので、きちんと切りそろえておくこと、

またネイルをする場合も派手な色でないこと、華美なネイルアートがしていないことが基本です。

男性のヒゲもきちんと剃っておきましょう。

剃っていても一部剃り残しがあると清潔感が損なわれてしまいます。

お客さまに不快感を与えないために、しっかりと鏡でチェックしましょう。

 

立場を意識した服装選びを


制服などがない職場の場合、服装選びに悩む人も少なくないのではないでしょうか。

服装を選ぶ際に特別なきまりはありませんが、自分の立場を意識した服装選びをする必要があります。

例えば、役職についたある程度の地位がある人の場合、

立場を意識したそれなりの服装をしてお客さまの前に出るのが礼儀です。

逆にキャリアの浅い新人の方の場合は、目立たない控えめな服装をしておく、

また初めてのお客さまの応対をする場合も控えめな服装をしておくと無難です。

不特定多数のお客さまと触れ合う職種の場合は別ですが、

どのようなお客さまとお会いするのかがわかる職種の場合は、

お客さまよりも控えめな服装にしておくのがベストです。

お客さまよりも高価な装飾品を身に着けていたり、

オシャレをしていたりするとそれだけで相手に不快感を与えてしまうことがあります。

清潔感があることはもちろん、控えめで上品さが漂う服装であれば、

好感を持っていただきやすいと言えます。

 

 

自分自身を客観的にチェックすることが大切

お客さまに対して不快感を与えるような服装や身だしなみをしていないか、

毎日自分自身を客観的にチェックすることが大切です。

また、自分では気づいていない部分がないか、同僚にチェックして指摘してもらうのもひとつです。

清潔感のない、だらしない服装や身だしなみをしている人は「仕事への意欲のない人」と

思われても仕方がありません。

第一印象で好感を持たれるように意識して、ホスピタリティ度を高められるよう努力しましょう。