ブランディングという言葉は、どこかかっこよくて、なんだか重要そうに聞こえます。
その一方で、「結局、何をすればいいのか分からない」そう感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ホスピタリティを大切にする法人経営において、
ブランディングがどのように働き方を変え、事業と人を守るのかを、経営と現場の両面から整理してお伝えします。
大企業の広告戦略ではなく、少人数組織や小規模法人を前提にした、現実的なブランディングの考え方です。
ここでいうブランディングとは何か
ここでお伝えするブランディングは、Appleやマクドナルドのような大企業のCMや大規模広告の話ではありません。
ホスピタリティ経営におけるブランディングとは、
「自分たちは何者で、誰に、どんな価値を提供しているのかを、継続的に伝えていくこと」
その積み重ねのことです。
① ブランディングができていない状態
ブランディングが整っていない状態では、次のようなことが起こりがちです。
- 自社のWEBサイトやブログから、新規のお問い合わせがほとんど来ない
- 来たとしても、営業電話や価格だけを聞く問い合わせ
- 見積もりを出しても、金額だけで比較されて終わる
- 「安いから」という理由で選ばれ、リピートにつながらない
なぜその価格なのかが伝わらず、「高い」と感じられてしまう
結果として、疲弊しやすく、消耗する働き方になってしまいます。
② ブランディングができている状態
一方で、ブランディングができていると、状況は大きく変わります。
- WEBサイトやブログから、安定して問い合わせが入る
- すでに価値を理解した方だけが来るため、説明が最小限で済む
- 価格に対して納得感があり、高いと思われにくい
- 安さだけで業者を選ぶお客様と無理に関わらなくて済む
- 価値観の合う相手と仕事ができる
- 社内も含め、笑顔で働ける環境が生まれる
ブランディングができていると、理想に近い働き方が現実になります。
「やり方」はシンプル。でも簡単ではありません。
では、どうすればブランディングができるのでしょうか。
小規模法人や少人数組織が、TVCMを打ったり、バナー広告に毎月何百万円もかけるのは現実的ではありません。
ロゴ、名刺、WEB、看板をすべて外注し、数百万円かけたとしても、すぐに成果が出る保証はどこにもありません。
もちろん、余裕があるフェーズで見た目や見せ方のブランディングを整えることは大切です。
ただし、その前にやるべきことがあります。
結論|ホームページとブログです
決まりきった答えに聞こえるかもしれませんが、これしかありません。
法人や小規模組織にとって、最も現実的で再現性の高いブランディング手段は、ホームページとブログです。
不特定多数に向けて発信する必要はありません。
- 伝えたい相手に
- 伝えたい価値を
自分の言葉で、継続して伝える
それだけで十分です。
ブランディングは「身を守ってくれる」
ホームページやブログでブランディングができると、事業の防御力が格段に上がります。
ブランディングがゼロの状態で見込み客と向き合うと、
- 「価格はいくらですか?」
- 「何が得意なんですか?」
「結局、何屋さんなんですか?」
こうした質問に、その場で必死に説明し続けることになります。
その結果、プレゼン力や交渉力という攻撃力に頼る働き方になってしまいます。
攻撃力がなくても、契約になる状態
一方で、すでにあなたの価値を理解した方とお会いするとどうでしょう。
ほとんど説明しなくても、前提として話が進むことがあります。
「お願いしたい前提」でお話を聞いていただけることも少なくありません。
これが、ブランディングができている状態とできていない状態の決定的な違いです。
フィルターがかかった「優良な出会い」
ホームページやブログを経由したお問い合わせは、すでに一定のフィルターがかかっています。
価値観や考え方を理解した上で来てくださる方が多いため、無理な案件や消耗する仕事が減っていきます。
誰にでも合わせて「なんでもやります」という働き方から、理解ある相手と、適切な条件で仕事ができる状態へ。
これこそが、ホスピタリティ経営におけるブランディングの最大の恩恵だと考えています。
まとめ|ブランディングは、事業と人を守る基盤
ブランディングは、目立つためのものでも、売り込むためのものでもありません。
- 働き方を守る
- 価値を正しく伝える
- 人と関係性を築く
ホスピタリティを大切にする法人経営において、ブランディングは土台そのものなのです。
ブランディングが強いと無理に売り込まなくても済む、これが私が経験を通してお伝えできることかなと思います。
【ホスピタリティ経営を、現場に落とし込みたい方へ】
もし、
・ホスピタリティを大切にしたいが、経営にどう組み込めばいいか分からない。
・接客や人材育成が、属人化している。
・価値はあるはずなのに、価格競争に巻き込まれてしまう
そんな課題を感じている場合は、一度、立ち止まって考える時間が必要かもしれません。
無理に営業する前に、無理に売り込む前に、
経営の土台を整える視点を持つことが、結果的に一番の近道になることもあります。
そんなお悩みがありましたら、お気軽に弊社までご相談ください。
きっと、解決の糸口が見つかるはずです。



