『お母さん、大丈夫ですよ。』
今日は、入試直前の中学校3年生の男子のキャリアカウンセリングをさせていただきました。
思春期真っ只中で、きっとご両親様もご心配だったのでしょうね。
入試直前だったのですが、時間をわざわざ作ってご相談にお見えになられました。(本当にありがとうございます)
「初めての人生の岐路」ですもん。そりゃ、緊張だってするし、ピリピリするし、神経質にだってなります。
お母さんも!お父さんも!です。
その言動、かえって煽っていませんか?
そのピリピリ、お子様にぶつけていませんか?
一言どころか、二言、三言になって、傷つけていませんか?
私はですね、必要以上に気を使わなくて良いのではないか?!と思っているんです。
あくまでも「自然体」で良いと思うんですよね。
とは言うものの、心配ですよね。
心配だから必要以上にくどくどと聞いてしまう。
「お母さんの頃と全く違うシステムだから知りたくていっぱい聞いちゃってごめんね。教えてくれる?」で良いのではないかと思うんです。
お母さんだって、お父さんだって、初めてだからどうしたら良いかわからないんですよね。
でも何より、子ども自身の方こそ悩んでいるんです。
そんな雰囲気を感じていますよ。
悪い方には考えたくはないけれど、考えちゃいますよ。
それだけ、人生に「真剣」なんだから。
きっとね、誰にも言えなかったんだろうな。
不安と焦りで一杯一杯だったんだと思うんです。
そんな時に、お母さんの必死な形相見ちゃったら、言いたくたって言えないのが現実です。
キャリアカウンセリングでは、このお子さんの「将来の夢」についても聞かせていただくことができました。
「誰にも言ってなかった。」
「そうなれるよう、受験も夢も両方頑張る」
とおしゃっていました。
だから、『お母さん。大丈夫!』なんです。
15歳。
立派に自分のこと、そしてお母さんのこと、しっかり考えていますよ。お母さんの気持ちもすんごーくわかっているお子さんでした。
「信じて待つ」
言うのは簡単ですが、なかなか難しいことですよね。
私もみなさんと「同志」として日々、感じています。
でも、しっかりと自分の中に「答え」はあります。
子どもには子供の「答え」が必ずあります。
カラッポじゃないんです。
きっと、「受験」という初めての岐路で大きく成長できるのも凄いことですよね。
これからいよいよ本番。
私も見守り続けます。