女性コンサルタントのブログ

⑦女性の購買意欲を高める色とは?!

女性がその商品を「買いたい!」と思う気持ちになるよう、

購買心理についても十分に理解する必要があります。

 

 

商品の色や、チラシ、ホームページなどのデザインでは、

女性の購買意欲を高めるような色を目的に応じて使い分けることをオススメします。

例えば、全体的な例で申し上げると、最近のトレンドは「くすみ色」。

「くすんだ色」、おしゃれな表現を使うと、「スモーキーカラー」と呼ばれる色が人気です。

つまり、すべての色が灰色がかっている。かつ、これまでにない白っぽさが特徴です。

パッと明るい色だけではなく、同じピンクでもスモーキーピンク、ペールピンクなんかも人気ですね。

服もメイクも雑誌などの色使いも、とにかく「くすみ色」が流行っていますので、

ぜひ気にしてみていただけたら、と思います。

 

ちなみに食品関係は「赤」がキーカラーですね!

「赤」は、お客さまに「買いたい!」と思わせる効果が高い色としてよく使われています。

スーパーのチラシなどでもあえて「赤」を強めに印刷したりしているほどです。

 

カラーマーケティングでは、自分の好きな色ではなく、

お客様目線で色を選び、好感を持ってもらえるよう使う色の数も絞って、

シンプルで伝わりやすい内容を心がけてくださいね。

 

【「買いたい」気持ちに女性をさせるカラーマーケティングとは?】

商品が売れるかどうかが決まる要素には、

品質や値段、対象とするお客様層など、

さまざまなものがありますよね。

 

それらを、女性のお客様により効果的に伝えるには、

文章だけでなく写真や色、手触り、匂いなど、

五感全てに訴えかけるような内容で売り込むのがポイントです。

 

その中でも「色」は、商品本体の色だけでなく、

チラシやホームページを制作する時にも使われる大切な要素の1つです。

 

色そのものが持つイメージを、

商品の機能や品質にうまく融合させて、

それがお客さまに受け入れられれば、

商品を買ってもらえる可能性も高くなります。

 

このように、色を効果的に使いながら販売活動を行うことを「カラーマーケティング」と言います。

 

【こんなにも違う色のイメージ】

色は、人間にさまざまなイメージを与える働きがあります。

色と人間の心の動きを学ぶ「色彩心理学」によると、

「赤」には次のような心理イメージが作られると考えられています。

 

□プラスの心理:情熱的、注目、温かい 購買意欲アップ、食欲増進
□マイナスの心理:安っぽい、危険、暴力

 

赤は「買い物」をする行動において、

見る人の注意を集め、

血圧や体温を上げて興奮作用を高めるので「買おう」という

気持ちにつながりやすい色といわれています。

 

また赤いネクタイは、アメリカ大統領が、

特に力を入れたい演説や記者会見で身に着けているのをよく目にします。

赤を身に着けることで、

自分自信がポジティブになれる効果があり、

強さや情熱が視聴者に伝わりやすいメリットがあるからです。

 

そして幼い男の子に人気のある、戦隊キャラクター。

戦隊ヒーローたちは、色によって役割が決まっています。

 

「赤」に主役が多いのは、赤色に「情熱」「リーダーシップ」といったイメージがあるからです。

「青」は冷静沈着、まじめキャラで他のメンバーからも信頼される存在。

「黄」はイケメンではないけど、愛されキャラ、チームのムードメーカー的存在。

「ピンク」は女性ヒーローで、チームのサポート役。

「戦隊シリーズ」ではこのようなキャラクターが集まり、

それぞれの良いところ、悪いところを活かし、補いあって、1つの強いチームを作り上げています。

 

【女性の購買心理と色の相関関係】

 

色からイメージが伝わることがご理解いただけたでしょうか?

では、女性の購買意欲につながる色や、その効果について紹介しましょう。

 

1.赤・オレンジ(暖色系)

購買意欲を最も刺激する色と言われています。

見る人の注意を引き、

その刺激で血圧や体温などが活発に循環して気持ちが高揚し、

購買意欲につながりやすいと考えられています。

赤色は食欲増進効果もあるので、

飲食店においては、より高いものを、よりたくさん注文してもらえる効果が期待できます。

 

ファーストフード店では、

この赤やオレンジ色をファサードに使うことで、

顧客の目に留まりやすくなり、お客様を入店させる効果があります。

また暖色系の色は、エネルギーを消耗させるので、

実際は短い時間でも長く感じられる効果もあります。

つまり、店内に短時間しかいなくても、

長時間店にいた気分になりやすく、

それが回転率のアップにつながるのです。

 

2.木目・ベージュ・緑

回転率を上げたいファーストフード店ではなく、

顧客にリラックスして長居を促したい喫茶店では、

心が落ち着く、リラクゼーション効果が高い、

木目やベージュの色が多く使われています。

長居をすれば、もう一品頼んで購入してもらえる可能性も高くなります。

 

3.ピンク
ピンクから連想されるイメージは、

「女性的」「優しさ」「愛情」「かわいい」「ロマンチック」、

色が及ぼす心理効果は、「愛情が欲しくなる」「幸せな気持ちになる」といった感情があります。

そのため、若い年齢層の女性をターゲットとした美容やファッション関係の店舗、

ECサイトでよく用いられています。

 

 

 

【ECサイトでカラーマーケティングを活かすには?】

ECサイト制作で、

カラーマーケティングがどのように活かされているかご紹介したいと思います。

 

インターネットの発達で、実際に店に足を運ぶのではなく、

画面上の店でショッピングをすることが増えてきました。

ECサイトの商品のランディングページは、

商品についての説明や値段、

セールストーク、購入ボタンなど、さまざまな要素で構成されています。

中でも「購入する」ボタンは、

ほとんどのサイトで顧客の気持ちが高まる効果がある「緑色」が多く使われています。

 

しかし、たくさんある要素ごとに、

その効果を高めるために色をたくさん使うと、

ページ全体の統一感が失われやすくなります。

あえて3~5色ぐらいで色を統一し、

シンプルな配色を心がけると、

消費者にも好感を持ってもらえます。

 

また「配色」については、ベースカラーを70、

メインカラーを25、

アクセントカラーを5という法則があります。

それぞれの役割は次の通りです。

 

□ベースカラー:主に背景になる部分で、文字を読みやすくするために「白」が使われることが多い。

□メインカラー:商品のブランドの色やターゲット顧客の好む色、ベースカラーと合う色を選ぶ。

□アクセントカラー:メインカラーと対局の色を選ぶ。

このようなルールをふまえて、女性客の購買心理がかき立てられる色を選びながら、

カラーマーケティングを形にしていくのが、ECサイト制作のポイントです。