先日、取引先の方と新幹線に同乗した時のこと。
事前に、取引先の担当者の方から連絡をいただき、
「お席はどちらがいいですか?」と訊いてくださったのです。
ビジネスで乗り物に乗る際、窓側と通路側があれば、
窓側が「上座」になるのですが、相手によっては、例えばお化粧室に行ける通路側に座りたい方もいるかもしれません。
まさにわたくしは、そういうタイプです^^
ビジネスマナーの基本上は、上座である窓側をすすめられるところ、
私の心地よさを優先してくださった担当者の気配りに感激しました。
こうした「心地よい気配り」ができるようになるには、
まず相手を「察する」ことが大切です。
察するとは、相手の言葉や様子から、その人の状態や望むことを感じ取ること。
ですから、察するためには相手や場を「観察する」ことが重要になってきます。
この観察力がある人は、察する力も高く、
結果として相手に心地よく感じてもらうことができる確率が高くなります。
では、観察力を高めるためにはどうしたら良いでしょうか?
まずは観察力が高い人=「心地よい気配り」ができる人の6つの習慣をご紹介してきたいと思います。
習慣① 人と話す時は相手の表情を確認しながら話す
相手の顔を見て話すことで、その人の言葉の意味だけではなく、
言葉の感じや表情、態度などが読み取れます。
例えば、相手が「わかりました」と言っていても
表情は納得していない様子であれば、「何か気になるところがあれば教えてくださいね」
という感じで確認できたりもします。
習慣② 時間に余裕を持った行動をしている
気配り上手な方は、待ち合わせなどは早めに到着するなど、心に余裕を持った行動をしている方が多いと感じます。
逆に余裕がなくなると、周りが見えなくなりがちです。←自戒の念も込めて。
習慣③ 聞き上手!
相手のことを知ろうとする時、観察はとても重要です。
自分ばかり話していると、話すこと、または話す内容を考えることに一生懸命になってしまい、
相手を見ることがおろそかになってきたりします。
しっかり聴くことによって、相手は、この人は自分のことを知ろうとしてくれているんだと感じます。
習慣④ 空いたグラスにタイミングよく気付き、飲み物を勧めている
食事の場面はオーダーしたり、飲んだり、食べたり、話したり、それぞれのペースで同時にいろんなことが進行します。
観察力の高い人は、そんな状況の中でも全体の様子をさりげなく観察して把握しています。
だからこそ、良いタイミングで的確な対応ができるのです。
習慣⑤ 人間観察が好き
観察力のある人と話をしていると、意外に何気ない日常で人間観察をしていたります。
聞こえてくる会話からその関係性を推測したり、
スーパーの買い物客のカゴの中を見て、どんな生活か、どんな家族構成なのか、
想像したりするのも面白いよ、と教えてくれた方もいらっしゃいました。
こうした日常でのふとした瞬間の人間観察で観察力を磨いていたりします。
習慣⑥ 映画や本などの感想を自分なりにまとめている
主人公がどうしてそのような言動をするのか理解しようとしたり、
登場人物の関係性を考えたり、
様々な登場人物の立場で物事を見ようとしたり・・・・。
観察力のある人はそうやって推測することをよくしていると感じます。
もしかしたら、このブログを読んで下さっているあなたも、やっていることかもしれませんね。
やって見えウト意外と面白かったり、ちょっと普段の行動にプラスで出来ることばかりです。
相手をよく観察し、「察する力」がUPする。
そうすると、今、相手が何を望んでいるのかを感じ取ることが出来、
そこから何をすべきか判断して、臨機応変な気配りが実践できるのです。
気配りのできる人は、周りに信頼され、好感を持たれます。
少しでも「気配り上手」になるヒントになったのでしたら、嬉しく思います。