相手が断りやすくして頼む
人に頼み事をするとき、
人を誘うときなど、
あなたはどんな頼み方をしていますか?
よく、「相手が断れないような頼み方をする」
というパワープレーで押すことをおっしゃる方もいますが、
私は真逆なのではないかと思っています。
例えば・・・。
やりたくない残業を手伝ってもらいたいとき、
断れない状況を固めたり、
相手を”ヨイショ”したり^^、
お礼や交換条件などのモノで釣ったりして、
「わかりました・・・・」
と相手から例えYESを貰えたとしても、
お相手の中には「押し付けられた」感は残ります。
これが、何度も続くと・・・・。
「面倒臭い人」と認定されて避けられるようになってしまいます。
さらに、営業で契約が欲しい時も、
自分のペースでOKをもらうのは得策ではありません。
無理なお願いでは、一瞬はうまくいっても、
長期的な信頼関係が築けないのです。
頼み上手な人の声かけ
本当に頼み上手な人、お誘い上手な人は、
必ず相手に”逃げ道”を用意してあげます。
私が長年、信頼関係を築いている方々を改めて観察してみると、
必ずと言って良いほど、こんなふうに選択を委ねてくれます。
「○○○をお願いしたいんだけれど、無理はしないでね。」
「都合が合わなければ、またの機会に必ず声をかけるから・・・」
「頼む」「誘う」というのは、
自分の都合だとわかっているから、
常に謙虚な姿勢なのです。
だから、正直、こちらの頼まれるほうも気がラクなんですよね^^。
優しさや気遣いが感じられて、
できることは全力でやらせていただきますし、
難しければ、「全部はできないけれど、少しなら・・・」ですとか、
「次回はぜひ!」と相手を思いやる言い方になります。
無理な”YES”ではなく、「この人とは付き合いやすい」という信頼を得るのです。
そして、頼んだり頼まれたりしやすい強い関係ができて来ます。
断りやすくして頼む習慣は、
相手を味方にして
自発的なサポートをもらえるようになる方法です。
大切なのは、「今」だけの”YES”ではなくて、長くこれからも続く「信頼関係」だと思うのです。